日差しはないけれど、心地よい気温の日曜日の朝、意気揚々と福岡Yahoo!ドームへ向かいました。
もちろん、野球観戦ではありません(笑)
アウディジャパンで販売しているほとんどのラインナップの試乗ができるイベント。
「Audi All Line-up Test Drive」
20台弱用意されてました。
このイベント、福岡では年に2回開催されるそうです。
担当の方いわく、このイベントは、
「ただ単に車を売るためだけが目的ではなく、アウディを好きになってもらいたい!アウディを好きでいてもらいたい!」
という想いが込められているそうです。
確かに今回は、営業の方が一切同乗しませんでした。
純粋に車のよさを知ってもらおう、車にまずは乗ってもらおうというのが全面的に現れている試乗会だったと思います。
車を試乗するには事前に予約が必要だったらしく、朝一で確認した時には既に予約が何件か入っていました。
当然アポ無しで伺った私たち夫婦はその場で車種を選択することに。。。
今回のお目当ての車は、次の2車種。
R8 Spyderと、Q7。
その他は、なんか乗れたらいいなぁっていう程度w
なんとラッキーなことに、R8 Spyderは朝1番(AM10:00~)のみ空いているとのこと。
人出が少ない朝一に行って正解でした!
迷わず、R8 Spyderの予約を入れました。
その後は、車の予約状況を見ながらチョイス。
希望通りのQ7は人気が無いのかw、すんなりと予約OK。
Q7の後にS5が空いていたので、チョイス。
Q7とS5 Sportbackの間に小一時間ほど間が空くので、その間に妻はハンドマッサージをしていただくことに。
まずはこの3台を予約してから、車がスタート位置に準備されるのを待つ。
待機スペースから、スタート位置までスタッフの方が運転してくるのですが、R8 Spyderのサウンドは格別。
重厚な野太いサウンドを響かせて近づいてくる短時間の間で、待ってる我々のワクワク感は頂点にw
ドライブの前に、コースの説明と注意点の確認。
ちなみに今回のコースは、
Yahoo!ドーム⇒福岡都市高速の百道~姪浜ランプ⇒細い市街地⇒姪浜~百道ランプ⇒Yahoo!ドーム
という都市高速ルート。
R8は過去に友人のご好意で乗らせて頂いたR8 4.2FSIをドライブしたことがありましたが、今回は5.2FSI しかも、オープン。
同じシリーズとは言え、まったくの別物でした。
まず出だしですが、4.2FSIの場合は、少しモッサリとした重たい感じがしたのですが、5.2FSIではそのあたりのモッサリ感は取れていました。
Rトロニックの低速域のつながりのギクシャクしたところは、そのまま引き継がれていましたw
しかし、一旦高速域に入った途端、そのモヤモヤ感は一掃されました。
速度が増すにあたって野太いエキゾーストノートは、獰猛な獣の雄たけびのように吠えまくりますw
かと言って、牛さんや馬さんのような下品な音ではなくwww、とても心地よいサウンドでした。
今日は曇り空でしたが、終始オープンで快走。
ミッドシップエンジン&オープンは、最高ですね^^
シフトダウン時のフリッピングサウンドがドライバーを刺激しますw
風の巻き込み処理は、いまいちでした。
どの速度域でも風の巻き込みは発生し、ドライブ終了時には頭がボサボサになってしまいましたw
キャップが必要ですねw
ボディサイズは、全幅が1,905mm。TTよりも100mm(10cm)以上大きい数値。
100mm(片側+50mmずつ)と聞けばさほど大したことないように感じますが、実際に乗ってみると一周りも二周りも大きく感じます。
そんな大柄なボディも少し走れば直ぐに慣れるので、問題なし。
左ハンドルのみの設定ですが、このボディサイズなら左のほうが運転しやすいかも。
30分間はあっという間に過ぎていきました。
後の車に乗ってから思いましたが、どこかに停めて写真を撮ればよかったなぁとwww
ひとつ心残りがw
コンソールにSPORTSモードボタンがあったのですが、それを押し忘れましたw
このスイッチひとつでハンドリングや、エンジンレスポンス、サスペンションのセッティングが変化したはずなのに・・・。
次回以降、機会があれば、試してみよう!
Yahoo!ドームへ到着すると、間髪いれずにQ7をドライブ。
営業の方から聞いた話によると、Q7は今年の8月でラインナップから姿を消すそうです。
なんでも、日本の道路交通法の歩行者保護の何かに当たるとか。
大柄でアイポイントの高いQ7は死角も多いでしょうからそのあたりが、問題なのかも。
それにしても、また魅力的な車が無くなってしまうのは残念で仕方ないです。
バスのようなアイポイントのおかげで見晴らしはよく、ロングドライブを優雅に運転するにはもってこいの車ですね^^
重たい車重も、V6 スーパーチャージャーエンジンがものともせず、ぐいぐいと引っ張ってくれます。
R8 Spyderのように面白みはないですが、ゆったりと安心して走れるいい車です。
Q7の写真は取り忘れましたので、あしからずw
Q7の試乗の後は、6階のラウンジでコーヒーブレーク。
この6階のラウンジは、ドーム球場のゴンドラ席?VIP席に繋がっているようです。
女性に限り、そのVIP席でハンドマッサージのサービスが受けれました。
女性を飽きさせないように努力と工夫が垣間見れましたw
おかげさまで、妻もこのサービスに満足していたようでした^^
1時間ほど小休憩した後は、S5 Sportbackの試乗へ。
時代の流れなのか、大排気量の車は徐々に姿を消して行き、このS5も例外ではありません。
今回試乗したモデルは、V6 3.0L スーパーチャージャーエンジンでした。
一昔前のSといえば、V8 大排気量というイメージでしたが、今はかなり縮小した感じですね^^;
排気系のサウンドチューンをしているのか分かりませんが、こちらも野太い良い音を奏でていました。
いざ運転してみると、Sバッチの付いた優等生なビッグハッチバックwww。
3.0Lスーパーチャージャーは、ターボのように急激なパワー発生は無いものの、大排気量NAエンジンのような自然な噴け上がりとトルク発生を実現していました。
3.0Lですが、何も知らないで乗ると、4.2L NAエンジンかと錯覚するかのようでした。
なるほど、エンジンをコンパクトにすることで、前方重量を軽くし回頭性能を向上、排気量が小さくなって燃費も向上。
パワーにほとんど差が無いということであれば、エンジンのダウンサイジングのメリット大ですね。
先ほども書きましたが、優等生な車。
そつが無い分、面白みもない。。。
確かにすごい車ではありますが、R8 Spyderのようなワクワク感は感じられませんでしたw
で、最後に何か空いている車はありませんかと伺ったら、TT Coupeなら空いていますよ!と。www
やはり最後はTT Coupeで〆。
今の世代のTT Coupeは、外見に変更は少ないものの、エンジンの仕様がちょこちょこと変更されているようです。
今回試乗したのは、1.8 TFSI。
この上位グレードは、2.0TFSI quattroのみ。3.2Lはラインナップから外れていました。
1.8TFSIは、160馬力と、私の乗っている初代TTの1.8Tの190馬力から30馬力もダウンしていました。
この馬力の数値は後から知ったのですが、160馬力にも関わらず、パワフル感は損なわれていませんでした。
7速のSトロニックとの組み合わせは、しっくりきている印象でした。
以前に2.0TFSIモデルを運転したことがありましたが、良くも悪くも明らかに大人しい仕上がりになっていました。
個人的には、2.0TFSIの味付けの方が好みかなぁ~www
シフトアップ、ダウン時のサウンドも心なしかさびしい感じ・・・^^;
ダウンサイジングされている昨今、他車、他グレードとの差別化を計るためには、エントリーモデルが犠牲対象になるのは仕方ないところでしょうか・・・。
今回は、4台試乗させていただきましたが、いやぁ~楽しい半日を過ごさせていただきました!
当然、MyTTで帰るのですが、1.8TFSIに乗った直後だったので、ハッキリ分かりましたが、MyTTの方が速い!w
30馬力の差は歴然でした!
ということで、〆させて頂きたいと思いますw
アウディ福岡マリーナ店のFさん、ありがとうございました!
■今回乗った試乗車
1.R8 Spyder (V10 5.2L FSI 525PS 54.0kgm Rトロニック) 2,194万円~
2.Q7 (V6 3.0L TFSI 272PS 40.8kgm 電子制御8速AT) 785万円~
3.S5 Sportback (V6 3.0L TFSI 333PS 44.9kgm 7速Sトロニック) 872万円~
4.TT Coupe (直4 1.8L TFSI 160PS 25.5kgm 7速Sトロニック) 414万円~