3月に入ってから2日目の日曜日、朝から2台の8N TTが福岡某所に集結しました^^
目的はもちろんTTのモディファイ。
いつも素晴らしいDIYモディファイをされるwad-ttさんと一緒にいじってみました。
wad-ttさんは、むき出しエアクリーナーの吸引効率を上げるために、ダクトの装着と、iPhone設置用のステーの取り付け。
(※自分の作業にいっぱいいっぱいで、wad-ttさんのモディファイの写真はありません^^;)
自分はと言うと、見た目はほとんど変わらないけれど、ちょっと取り付けは面倒なものを取りつけました。
勿体ぶってすみません!(笑)
実は、、、
クルコンを付けました!
クルコンとは、クルーズコントロールの略で、アクセルを踏まなくても一定の速度で走ってくれると言った便利機能。
最近の高級車には標準で付いていますが、7年前のTTにはそんなものはなく、、、、汗
しかし、ドイツ本国ではクルコン付の仕様があるということで、自分のTTにも取り付けできないものかと調べてみると、取り付けが可能ということが判明~。
昨年の夏ごろから、eBayで探していたのですが、少しでも円高になるのを期待しながら眺め続けること半年!なかなか踏ん切りがつかないでいました(笑)
そんな中、3月に琵琶湖周辺で8N TTが結構集結するオフ会があるということを聞きつけ、クルコンの成果を試すことのできる絶好のチャンスと思い、eBayでポチってしまいました(笑)
購入に至った経緯はこんな感じです^^
肝心な物は、これになります。
ウィンカーレバーと、ハーネス(配線)のみと至ってシンプル~。
送られてきたのは、このパーツと、英語のマニュアルのみ。
当然、日本語は一言も書いていないので、取り付けの日までに日本語に訳して何度も予習をしましたともw
で、そんなこんなで、午前9時半を回ったところで、作業開始。
まずはワイパーを外します。
ワイパーの根本にある、ナットを隠すふたを外します。
凹んでいるところへ、マイナスドライバー等を突っ込んで外します。
ナットは簡単に外せるのですが、ワイパーは固着しているためか、なかなか外れません。
そんな時は、「プーリー外し」を使うと便利。
下のように、中央をボルトのセンターに当てて、両方のアームの爪を下部にひっかけます。
後は、センターのボルト部分を工具で締めていくだけ。
UFOキャッチャーのアームみたいですね(笑)
クルコン用のハーネスへのアクセスの邪魔をしている、ワイパーのモーター部分を取り外します。
こちらは、向かって右側のボルト。
両端2つと、中央1つの計3本のボルトで固定されています。(サイズは10mmだったかな)
自分のTTは、中央のボルトにViperのスピーカーを固定していますので、通常はこんなに窮屈ではありません~。
こちらは、向かって左側のボルト。
引きで見ると、こんな感じです。
ワイパーのモーター部を外したら、向かって左側のボルトがあった下に、黒いボックスがあります。
ちょっと形の変わったナットのようなもので2箇所固定されているので、それを外します。
ふたを開けると中からハーネス、コネクターが見えてきます。
手前の黒と紫のコネクターが、T10eという、クルコン用のコネクターになります。
このコネクター(オス側)の「1, 2, 3, 9」番がクルコン用の配線になります。
年式によっては、この配線が来ていない場合があるようです。
ちなみに、自分の2006年式 8N-BVR 1.8T S-Line Limited には、配線が来ていました^^
もし配線が無いとしたら、ECUからここまで配線を引っ張ってこないといけなくて、作業量が増えてしまうところでした。
コネクター(オス側)を外すと、メス側が見えます。
メス側には、1, 2, 3, 9番に配線は無いので、ここへ購入したパーツの中にあった配線を組み込みます。
コネクターの番号と配線のカラーは以下の通り。
※年式・グレードによっては異なる場合があります。
T10e/1 青/灰
T10e/2 赤/黄
T10e/3 黒/白
T10e/9 白
しかし、これが結構厄介でした。
メス側のコネクターに、配線のピンを挿していくのですが、このままでは挿せないので、メス側のコネクターをブラケット(台座)から外して、車内足元に引き出します。
車内に引き出すため、アンダーダッシュパネルは外しておきます。
ちょっと分かりづらいですが、アクセルペダル付近まで引き出してきました。
しかし、なんと引き出せるのはココまで!
この狭い空間で、配線のピンを挿さないといけないのでした。。。
ピンを差し込むには、ピンク紫に見えるロックを解除しないと挿せないのでご注意を!
ロックの解除方法は、こちらのサイトを参考にしました。
ウィンカーレバーを交換するには、ステアリング(ハンドル)を外さなければいけません。
ステアリングを外す前に、ショートしてエアバックが誤って開かないように、バッテリーのマイナス側を外しておきます。
ステアリングの裏側2箇所にトルクスビスで固定されているので、緩めます。
このビスは、いくら緩めても外れません。
ビスが緩まると、エアバック部が外せるようになります。
ステアリングとエアバックとの間で配線されているので、ステアリング側のコネクターを3箇所(黄色、茶色、黒)外します。
エアバック側の中央にある紫のコネクターは外れないみたいなので、無理して外さないように!
エアバックを外した状態。
エアバック。
ズボンが赤いのは、アウディの整備士用の本物のツナギを着ているためです。(笑)
アンダーダッシュパネルを外すには、サイドパネルを「内張りはがし」を使って外した後、ヒューズボックスを固定しているブラケットを外します。
アンダーダッシュパネルを外す際は、ステアリングコラムが傷つきやすいので、十分にマスキングしましょう!
いよいよ、ステアリングを外します。
中央のトルクスボルトで固定されているので、これを外します。
3重4角ビットソケット(XZN) M12をレンチに装着して緩めます。
かなり固いので、力いっぱい回しましょう(笑)
自分は3重4角ビットソケット(XZN) M12とトルクレンチを持っていなかったので、wad-ttさんにお借りしました。ありがとうございました!
逆(右方向)に回して締めないようにね!
ボルトが外れたところ。
ステアリングと軸受のところに、センター合わせのマークがあるのを忘れずに!
ここを忘れたために後で大変なことに(笑)
ステアリングの外す際に、注意する点として、アングルセンサーを回さないように、固定しておく必要があります。
上部のコネクターに配線が付いたままだと、特に回りやすいのでご注意を!!
ステアリングを引き抜く際に、アングルセンサーが回ってしまいがちなので、回らないよう注意しながらビニルテープなどで固定します。
ステアリングコラムカバーを外します。
チルト調節レバーに2箇所固定されているのを外します。
上側は、左右2箇所、下側も前側2箇所、普通のビスで固定されているので、外します。
コネクター類も何個かあるので、外します。
コラムカバーが外れました。
ウィンカーレバーと、ワイパーレバーは連結されているので、連結されたまま一緒に外していきます。
レバー根本のシルバー金具(リング状)で固定されています。
ここも、コネクターが3箇所あるので取り外してから、レバーASSYを引き抜きます。
このように、左右連結されています。
裏側はこんな感じ。
ウィンカーレバーと、ワイパーレバーを分離させます。
ワイパー側にツメがあるので、マイナスドライバーなどでツメを押しながら、ワイパーレバー側を手前に引き上げます。
2つが分離したら、クルコンレバーの方に、ワイパーレバーを装着します。
逆の手順で、レバーを戻していきます。
かなり端折りましたが、、、、このように付きました!
後は、電源の配線をします。
このあたりから、作業に没頭してしまい写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)
電源はヒューズボックスの5番から取り出します。
付属のハーネスの内、青のコードをヒューズボックスの5番と連結するのですが、こちらも先ほどのクルコン用コネクターと同様に、ピンを差し込まないといけません。
ヒューズボックス側のロック解除の方法は、またまた、こちらのサイトを参考にしました。
紫ピンクのロックをスライドさせて解除する必要があるのですが、マイナスドライバーを隙間に差し込み、結構な力でスライドさせるのですが、勢い余ってロック板の一部を破損してしまいました^^;
今回の作業で特に時間が掛かったのは、コネクターのロック解除でした。。。
コツをつかんでしまえば楽なのでしょうけれど、素人にはちとキツイ作業でした(笑)
外したものを、着実に元に戻していきます。
ステアリングを戻す時、センターマークがずれないようにお気を付けて!
(自分はズレてしまっていて、後日ステアリングのつけ直しをする羽目に・・・汗)
ステアリングは、トルクレンチでしっかりと締めます。(50N・m)
そして最後にVAG-COMにてコーディングします。
クルコンレバーのスイッチをONにして、イグニッションON(エンジンが掛かった状態)で、
[01-Engine] → [Login-11]をクリックした後に表示される入力エリアに、
「11463」を入力し、クルコンをアクティブ状態にします。
続いて、クルコンスイッチが正常に機能しているかのチェックも行います。
エンジンが掛かった状態で、
[01-Engine] → [Measuring Block -08] をクリックした後に、
Groupに「066」を入力し、Doneをクリック。
クルコンのボタンを押してみて、反応があるかチェックします。
ブレーキを踏んでも反応します。(クルコンの解除)
そしてバッテリーも外してしまっているので、スロットルボディアライメントの調整も行いましょう。
エンジンを切って、KEY ONの状態で、
[01-Engine] → [Measuring Block -08] をクリックした後に、
Groupに「060」を入力し、Doneをクリック。
調整中は、エンジンルームからカチカチと音がします。
音が消えてから30秒後に、終了します。
午前9時半から始めた作業も、気づいてみれば、午後11時前。。。
かなり時間が掛かってしまいましたが、良い勉強になりました~。
翌日は当然のごとく筋肉痛に見舞われましたw
お付き合い頂いたwad-ttさん、ありがとうございました!
取り付け後、確認テストしてみました。
40km/h程度のスピードでSETスイッチを押すと、正常に設定されました!
そして、+(RES)を押すとスピードアップ、-(SET)を押すとスピードダウンとなることを確認できました^^
横にスライドさせるON-OFFスイッチですが、ONからOFFの方向にちょこっとスライドさせると設定がキャンセルされます。
また、ブレーキ(MT車の場合は、クラッチも)を踏むとキャンセルされます。
キャンセル後、RES(レジューム)を押すと、前回SETした速度に再設定されます。
アクセルから足を話して、指先でスピードコントロールができると長距離の場合かなり楽かもw
今回活躍した工具たち。
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